お庭におめかしを

「大好きな実家のお庭をおめかしして 家族と過ごす最高の思い出をつくる」

お2人と話を重ねる中でふと浮かび上がって口にした
"お庭をおめかしする" というキーワードがストンと心に落ちました

新婦が小さい頃からの思い出が詰まっているこの場所
しかし式の検討をする最中、ご両親は近くに建つごきょうだいの家に一緒に住むことが決まり
実家自体がなくなるわけではないけれど
長年家族を見守ってきた家はその役目を終えることに

だったら私たちの結婚式で、このお庭と家族と過ごす最高の思い出を残そう
そんな想いからウェディングの計画がはじまりました

その熱意は周りにも波及して
この結婚式のためにお父様は花壇を整えて新しく生け垣を造ってくださったり
新郎新婦や友人と倉庫や門のペンキを塗り直したり
ご家族それぞれの結婚式への想いが集まって
準備が進むごとに皆様の絆がより深まっていくのを感じました



庭の入り口に設置したフラワーカーテンを境に、
いつもの見慣れたはずのお庭が花や布、テントで装飾されて、
いままでとは別世界かのようにおめかしされた空間で
穏やかな雰囲気の中家族婚は開催されました

パーティの結びには皆様のメッセージを入れたタイムカプセルを庭に埋めて
また5年後か10年後か、家族でまた笑ってここに集まろうという想いを込めます

家族へ、そしてお家へ、お庭へ
「いままでありがとう」と「これからもよろしく」を
めいっぱい伝えるためのウェディング